今後多くなりそうなトラブル・・・

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人間に例えればとっくに成人となり、今頃は子持ちかな?
と、思えるEFのECUです。

VTECがたまに入らない。
でも普通にVTEC入る時もある。

典型的な接触不良です。

配線関係は問題なさそうとの事で送られてきました。
ECU点検です。
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キーワードはVTECに入ったり入らなったり。
で、VTECに入るための条件は、
・車速信号がある。
・水温が60度以上。
・設定したエンジン回転以上(5800rpmとか)
これらの条件を満たさなければVTECのソレノイドをONにしません。





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と、言う訳でまずはスプールバルブの回路から逆にパターンを追っていきます。










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さすがに四十を超えると老いを痛感するのが視力です。
日常生活では特に気にならないのですが細かいモノや暗い場所ではキツイと感じるようになってきました。

そこで役に立つのがルーペです。
結構便利!






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このアングルからだとなかなかの破壊力あるっしょ!

ありがたや、ありがたや!
やっぱ道具よね。。。







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で、パターンを追って行き着いたのがこのトランジスタです。

ソレノイドの様な電磁石を動作させる為にはそれなりの電流を必要とします。
ON-OFFの指示を出すCPUの出力では直接駆動出来ないのでこの様なトランジスタを使用して大電流をスイッチングさせています。





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よ〜く見てみるとクラックを発見!

接触不良の原因はこれかな??
てか、これでしょ!









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外してみました。

見事に折れていました。
尚、破片はハンダ吸い取り気に吸われてしまい見つけられませんでした。。。








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ちなみにその隣にあるトランジスタも逝ってました。。。










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スルーホールも問題なさそうでしたのでこのままトランジスタを両面ハンダしてしまえば問題ないと思ったのですが、オーナー様との協議の結果新品に交換することにしました。

半導体にも寿命というかなまりがあるので懸命です。が、使用用途がスイッチなので故障要因はオープンかショートのみ。
増幅回路とかで使用しているとhfeの低下などを招きます。



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で、用意した新品。
緑色がオリジナル。右の黒いのが新品。
実はすでに生産終了。
ネットで調べに調べて見つけました。
パッケージの違いが微妙に気になる。。。チャンコロのリプリント品か??(汗)まっ、スイッチングで使用するだけだから問題ないでしょ。(爆)





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と、実装して終了。
クラック予防?延命処置?として部品面側にもハンダを盛っておきました。

まぁ振動の多い条件下での使用ですからね。。。本来はパーツ自体も基板に固定するのがベストだと思います。

材料無くて出来ませんでした。(スミマセン!)




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そうそう。
パターンの断線とかはありませんでしたよ。

パターンから回路をおこして、ロジック(FF)からドライブ、スイッチングまでチェック済みです。

また、コンデンサの液漏れもなさそうでした。(ESRチェック済みです)

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