オイルチェンジャー修理

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ウチで使う事はまず無いオイルチェンジャーです。
ちょいちょいお世話になっている川越のショップさんからの依頼です。

電源が入らなくなったとの事。

詳しくは知らんけどメーカーのサポートもしなくなっている事でなんとかせぃ!と、二人がかりで軽トラまで借りてお持ちくださいました。



これは、本気だな!?何とかしましょう!
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操作方法は全く分からんが、とにかく電源が入る様になれば良い訳で。。。

まずは裏ぶたを外して内部確認。

メインの操作ボードとスイッチング電源にポンプで使用するモーターだけの単純な構成です。






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これがスイッチング電源。

恐らく?いやほぼ間違いなくこいつの問題。

+5V・+15V・-15Vの3電源出力








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よ~く見ると。。。

お漏らし。

お約束のコンデンサでしょう。








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出力電圧は+5Vの出力端子で+2.1V












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+15V出力端子で+7.2V












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-15V出力端子で-5.2V












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電源基板確定なので分解。


ゲッ!!










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いつも通り歯ブラシとIPAを使いゴシゴシ!
取れない。。。
結構深くまで進行中!!

ステージ4か?







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こうなるとピンポイントで洗浄とはいかないのでこいつらを。。。












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摘出!

スゲーッ。。。

なかなか広範囲にやらかしております。







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レギュレーターの足元もこんな感じで侵されている。











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結局トランスの2次側を全て摘出するハメになりました。











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基板の部品面を洗浄後、パターン側を一気に削ってパターンのチェック!

レジストなんて関係ねぇぜ!

テスターとか使ってただ単に導通見ても腐食でパターンが細くなっていたりすると溶断の恐れがあるので要注意です。






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銅箔面の確認後今度は全体的に半田で処理します。
半田ごてでパターン全体に熱がかかるので腐食が進行している場合写真の様パターンが簡単に剥がれてしまいます。
剥がれたところはご覧の通り。
気付かなければ腐食は進行するでしょう。






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こんな感じで銅箔面を半田でコーティング。

半田メッキとでも言いましょうか?









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取り外した部品を確認後取付ます。

電解コンデンサは当然全交換。

ちなみに付いてたコンデンサはこんな感じ。

ESRが高くなっております。






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容量が違うコンデンサですが、新品のESRはこんな感じ。











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こいつは完璧に死亡。












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全ての部品を取付。

規定通り電圧が出力されるかチェック。



が、出ない。。。

コンデンサだけではなかったか。。。




こんな時はちょっと一服!

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どれにしようかな~!!


未だマイアイコスが決まらない。

セブンスター歴20年オーバーの私にはどれもパンチが無い。。。






で、お約束ですが缶コーヒーは欠かせないマストアイテム!
ガレージ横の自販機に行くと

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マジかよ!

嫌がらせか!?










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車の屋根はこうなんですけど。。。












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冷えた体を内部から冷やし作業再開。

気になっていたレギュレーターをチェック。

写真撮り忘れましたが入力に20Vぶち込んでみたところ出力は7V程度でした。

どうやらこいつも逝っていたようです。




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交換後無事電圧が出力され電源の修理は終了。

最後はレジスト処理しておきます。










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続いて動作確認。

取りあえず結線して電源投入!










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無事電源が入りました。












が、更に問題判明。

お電話で電源が入る様になった旨を伝えたところ、どうやら電源投入時にはモーターは回らないのが本来の姿らしい。
この状態ではモーターが回っています。

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モーターの制御はこの操作パネルの基板です。

操作面のフィルム下にネジがあり基板を取り外すのは苦労しました。

恐らくサービスメンテの場合はもれなく新しいフィルムに交換するのでしょう。






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故障個所判明!

モーター作動用のリレーが常にオン状態でした。









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こいつです。











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キャップを外して内部を見てみると。。。












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接点が焼けています。











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接点を見てみると張り付いていました。


恐らくモーター動作時の突入電流でスパークし焼きついたと思われます。







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張り付いた接点をピンセットで剥がして一応適当な紙きれを使って接点をゴシゴシ。。










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リレーOFF時












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リレーON



取りあえずリレーとしての動作は確認







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リレーを基板に取付けモーター動作は正常になりましたが、この様なリレーを使っても一時しのぎにすぎないので新品に交換する事に。

が、このリレーはすでに廃番。

メーカー推奨の代替え品ですが。。。






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サイズは若干小さいのはどうでも良いとして、問題は足が1本多いのよね。。。

一生懸命ネットで探したのですがピンコンパチのリレーは見つけられませんでした。







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どうせ交換するなら全てを交換との事。

これからも長く使うつもりであればその判断正解ですね!
取りあえずリレーを除去。









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写真では見づらいですね。。。

基板に一か所穴開けて装着です。










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無事搭載できました。











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パターン面でこの様に配線する事でオリジナルと同じ動作状態になります。










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ついでにリレー動作確認用で恐らくサービスの方が後付けされたと思われるLEDでしたが残念ながら動作不良でしたのでついでに手直し。









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基板を戻し動作チェック。

モーターの始動もOK!
リレー動作確認用のLEDも点灯確認!









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最後に操作性が悪くなったプッシュロック式の電源スイッチ。

メーカーさんに問い合わせてみましたが10数年前に製造中止となりこのサイズの代替えもないとの事。
ネットを駆使して同サイズなど探してみましたがギブアップです。

確実に死亡するまではボタンの右下を押してスイッチを入れてください!(笑)




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修理完了いたしました。

喜んでくれるかな???

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