ドライブシャフトスペーサーの真相(最終夜)

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長いこと引っ張りまくった連載も(爆)いよいよ今夜が最終夜!!
引くに引けない状況を自ら作り出してしまった事を微妙に後悔しつつ変なプレッシャから開放されるのねん!
だいたいワシにこんな日記は無理やっちゅうねん!

さて、最終的にどう結論を出すか?
要は何ミリが適正?なのかを導き出せば良い訳よね!
と、言う訳で取り合えず厚さ1.5mmの平ワッシャーを重ねまくって検証してみることにしました。

状況設定は10mmスペーサー装着状態でシャフトが完璧に干渉するまでロアアームを持ち上げ、その時のフェンダーとハブセンターまでの距離としました。
この距離230mm。
実走行としては17インチホイールが10~15mm程度フェンダーに隠れる状態。かなりのバンプ状態ですな。
まっ、日光4コーナーの写真を見た限りスリッパさんの車であれば十分考えられる領域。(縁石ジャーンプ!みたいな・・・)

1枚1枚入れていった結果4枚(6mm)が妥当と判明。
(5枚だとカスル感じ)
つまり、スリッパさんの足回りにドライブシャフトスペーサーを装着するのであれば6mmが適正厚と言う事です。

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と、言う訳で早速この10mmドライブシャフトスペーサーを4mm削る事にしました。
ここで頼りになるのがぶん蔵さん!
お願い電話をするものの「無理!」冷たい・・・忙しいらしい!
実際のやりとりはちゃうけど!(爆)
仕方なく某技術大学講師のお客様に無理言って依頼。
「取り合えず精度は別にして削るだけなら旋盤で削れるよ!」
と言う事だったので早速依頼。
やはりこの状態からでは平行度の誤差が大きくなるみたい。。。
まっ、今回は実験やし、目で見て分かるくらいの誤差で無い限り大丈夫でしょう!(爆)
そして先日到着。
見た感じはOKOK!
そして今日装着。
ドラシャも新品加工品を装着。
これでやっとスリッパ号のメンテも無事終了。(よかったよかった。)

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尚、今回の6mmスペーサーはぶん蔵さんのご好意によりオレンジボール仕様として新たに製作して頂けることになりました。しかもお値段据え置き!(ぶん蔵さんありがとぉ~!感謝)

そうそう!ここで勘違いしてほしくないのが、あくまでも「スリッパさんの足回りの場合」と言う事。
S2000全ての車輌ではない!っちゅう事。

これはバンプストロークが大きく関係するからです。
このバンプストロークは車重やバネレート、ダンパーの減衰特性、ホイールオフセット変更(トレッド)によるレバー比などあります。

ちなみにスリッパ号はフェンダー限界までトレッド(ホイールオフセット)を広げている事でレバー比が量産車とは異なっていますし、アーム類は全てピロボールを使用しています。尚、トーコンアーム、ロアアームはイケヤさん、アッパーアームは純正にクスコのピロボール。バネレートは22kg/mm。

同じ車高であってもバネレートが違っていればストローク量も違うでしょうし、ダンパーのストロークスピードでも違うでしょうね。あとピロでなくブッシュだったりすれば当然アームストローク限界があるのでそこまで動かないかもしれませんよね。(ゴムがねじ切れてしまったら別ね!)強化ブッシュみたいに硬いゴムであれば純正よりもアームは動かない(動けない)でしょう。

結論として、装着するかしないか?装着したほうが良いのか、必要ないか?はその車の足回りで判断するべきと言う事です。
と、言ってもこれではまた突っ込まれそうなのであえて言うならば・・・6mmか?(爆)
いやいやいやいや!ホンマこうしか言えんわ!
事実を元に検証した結果の判断やからな・・・(マジ悩)

とら♪さんとも電話で何度も話していたけど、「結局保険的なパーツであり、サスペンションを開発したメーカーがどの程度の車高を基準とし、その時のストロークをどの程度考えているかが、必要か必要でないかを判断すべきである。」と、言う事。

ユーザーがメーカー設定以上に車高を下げてしまっているのであれば、当然その時はユーザーの問題であり、当然その時は何らかのリスクを背負う事になる訳です。
そのリスクの一つがこのドライブシャフトでありそのリスクの保険としてスペーサーを使用すると自分に言い聞かせるしか無い訳です。(無理やり)

と、言う訳で、そもそも製品の目的はローラーベアリングをインボード内部に出来るだけ入れるスペーサーである事と、10mmの現行品の対策・改良品と言う事。さらに今後はデフキャリア搭載位置を変更させるパーツ開発を予定している事より、多少の干渉が出る事を覚悟してもらい7mmと致しました。

もちろん、入れていた事で壊れてしまうかもしれませんし、入れなかった事で壊れてしまうかもしれません。

要するに「運」です。
いずれにしても、それなりの走行をしていればいつかはドラシャ壊れますから!(爆)

最後に「ドラシャ保護?の為にスペーサーを使用する」と言う事は対策なのか?
一連の検証と作業を終えて疑問が残る・・・

「対策」とするなら
デフキャリアそのものを持ち上げる(キャリアを吊っているスティフナを作る)のが「本来の対策」では無いだろうか?

デフキャリアとフロアーのクリアランスはハッキリとは確認できないが恐らく10mm以上はあると思われます。

もし、実現が可能であるならばフロアーに熱対策用の遮熱テープでも貼って5mmでも持ち上げられればシャフトの角度はかなり緩やかな感じになります。おまけにぺラシャの角度も浅くなります。

この状態で初めてドライブシャフトスペーサーが本領を発揮するのではないでしょうか。